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「京阪バスIC1dayチケット」で行く宇治田原、徳川家康「伊賀越え」聖地巡礼の旅

関西地方

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京阪バスIC1dayチケット

宇治田原町は京都府の南東部に位置し、ハートの形をした町。お茶処としても有名ですが、歴史的な観光スポットもたくさんあります。

宇治田原町の観光には、京阪バスIC1dayチケットがお得で便利です。京阪バスIC1dayチケットとは、京阪バスの全線(一部路線を除く)が1日650円で何度でも乗れるお得なサービスです 。ICカード(PiTaPa・ICOCA)で購入できるので便利です。

神君・家康の伊賀越えと京都

京田辺市や宇治田原町が舞台となった出来事といえば「神君・家康の伊賀越え」です。
明智光秀が主君である織田信長に反旗をひるがえたのは1582年のことでした。
「本能寺の変」…。

その時、備中高松城(岡山市)にいた豊臣秀吉は、
信長の死を知るとすぐさま、京都へ。
六月十三日、山崎の戦いで明智光秀を討ちました。

一方、徳川家康はというと…
その数日前から、織田信長の招待により堺を観光。
堺から、信長のいる京都へ戻る途中でした。

河内国飯盛山付近(大阪府四條畷市)で京都から来た茶屋四郎次郎に本能寺の変を知らされます。

家康のお供は、穴山梅雪等わずか34名。
あわてる家康を家臣たちがなだめ、
落ち着きを取り戻した家康は、自国の三河へ戻ることを決意しました。

家康のその時の姿は観光途中であったため普段着。

しかもわずかなお供をつれての逃亡でしたが
土民の一揆を避け、また険しい山道を駆け抜けながら無事、三河国に帰還しました。

家康本人、そしてお供には徳川四天王など徳川家の重要人物らが揃っており、
この道中で討たれていたならば、歴史は大きく変わっていたことでしょう。

家康の人生最大の危機と言っても過言ではないこの逃亡劇は
後に「神君・家康の伊賀越え」と呼ばれ、後世に語り継がれました。

伊賀越という道は伊賀国(現在の三重県)を通ることで、その名が名付けられましたが
伊賀越の一部は京都府も横断しています。
あまりクローズアップされることのない伊賀越における京都の存在ですが、その痕跡は随所に見ることができます、

それでは京都府内に残る徳川家康の足跡を辿ってみましょう。

草内の渡し(京田辺市)

家康と共に堺にいた家臣の穴山梅雪が家康一行と別行動をとり、土民の襲撃を受けた場所が京田辺市・木津川のほとりにあります。

「草内渡し」
なぜ穴山梅雪が家康のそばを離れ単独行動をしたのかは謎に包まれています。

当時は木津川を渡るためにはここから舟に乗りましたが、今は山城大橋という立派な橋が架けられていますので、この橋を通って対岸へ渡ります。

草内渡し

山口城〈宇治田原城〉(宇治田原町)

木津川を渡りきった家康一行は、市辺(いちのべ)(城陽市)から宇治田原に入ります。

現在は国道307号線が通り、交通量も多いのでバス利用をお勧めします。
宇治田原の入り口である郷之口へ到着した家康一行は宇治田原城(山口城)という城に立ち寄ります。
この宇治田原城(山口城)は織田信長の命により、山口甚助秀康が築城したと伝えられています。山口氏の助けを借りた家康一行はこの城で昼食をとりました。

山口城〈宇治田原城〉

宗円交遊庵やんたん

家康一行は郷之口から、湯屋谷を通り、三重県へと向かいました。

湯屋谷には、宗円交遊庵やんたんというおしゃれな建物があります。さあ休憩タイムです!ここではお茶やスイーツ、地元で採れた野菜を調理したランチなどが楽しめます。観光案内所の役割も兼ね備えているためいろいろなお話も聞くことができますよ。

永谷宗円生家

日本緑茶の祖とよばれる「永谷宗円」はここ湯屋谷の出身です。日本緑茶の祖とよばれる「永谷宗円」。宗円が生まれた永谷家の屋敷跡に焙炉跡を保存するための家屋が建設されました。永谷宗円生家では宗円の築き上げたお茶の製法を知ることができます。

伊賀越

湯屋谷の近くには、舗装のされていない伊賀越の道があります。家康が通った時と同じ景色が残されています。

また随所に茶畑も見られ、お茶の良い香りが漂います。

「京阪バスIC1dayチケット」攻略法

京阪バスIC1dayチケット 発売額

大人: 650円 小児: 330円

京阪バスIC1dayチケット 利用例(京田辺駅出発・大人料金で計算)

近鉄京田辺駅/JR京田辺駅→草内口バス停(230円)
草内口バス停→山城大橋バス停(230円)
山城大橋バス停→郷之口バス停(350円)
郷之口バス停→工業団地口バス停(230円)
工業団地口停→近鉄京田辺駅/JR京田辺駅(510円)

計1,650円

まとめ

家康一行は本能寺の変があった6月2日からわずか3日で三河に辿り着いたと言われていますが、その中の1日を京都府内で過ごしていることになります。

この地をかけながらいろいろな思いが駆け巡ったことでしょう。当時の家康に思いを馳せながらの歴史散策は感が深いものになるはず!?

※情報は2023年3月現在のものです。※料金はすべて税込価格です。※詳しくは下記公式ホームページをご覧ください。

京阪バスIC1dayチケット

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